紹介、された

今週の週刊アスキー(2011/11/15)にみくレコが紹介された。
見た瞬間「はて、どこかで見た音符だな」と思ったくらいでみくレコだと気付かなかった。そのうち紹介されるようなゲームをとは思っていたが、まさかみくレコが載ることになるとは夢にも思わなかった。

さて。
せっかくなのでみくレコについてすこし語ってみたいと思う。
実は今回の「ピアプロチャレンジ」、最初はエントリーする気がなかった。コラボという試みが私には敷居が高く感じられたからだ。
では今月は何を作ろうか。−−私の頭の中にふっと戦車の姿が浮かんだ。プレイヤーが決められるのは戦車の行く先だけ、敵の撃破は砲台が自動回頭して勝手にやってくれる−−そんな言うは易し行うは難しのシステムだ。
ところがこれをどうやって実現しようかと考えているうちに、戦車の姿がミクになり敵影が音符になった。ユーザの動作も、敵から逃げるのではなく音符を追うものへと変わった。……音集め、もちろん、最後は集めた音符を元にミクに歌ってもらう−−。一転、私は「ピアプロチャレンジ」への参戦を決意した。

みくレコがゲームじゃないことに気が付いたのは、情けないことに@shi3z_bot氏からのアドバイスを読んでからだった。いや、正しくはゲームとしての面白さを多分に欠いていることに気が付いたのが、だ。
みくレコには2つの側面が存在する。ひとつはゲームとしての、もうひとつは偽DAWとしての側面だ。けれどもゲームとしては緊張感に欠け、偽とはいえDAWと呼ぶにはあまりに思い通りにならない。どっちつかずの何やらわからんもの−−それがみくレコというアプリなのだ。

ゲームと偽DAWというふたつの側面を両立させることはできないのか。

残念ながら私はこれに対する良い答えを出せなかった。
……ついさっきまで。

この文章を書いているうちに気が付いたのだが、「この音を使って曲を作れ」というお題を出せばゲームになるではないか。偽DAWとしての側面は、音符の出方に規則性を持たせれば何とかなるんじゃないだろうか。要望があれば多重録音や追加録音を可能にしてもいい。
うん、方向性としては悪くない。
問題は……直すのにどれくらいかかるかしらん?