【料理】こんなに簡単!(でもない)パイ生地の作り方【レシピ】

どういうわけだったか忘れましたが、ふとしたことから「わりと簡単」だと思われるパイ生地の作り方を知ったので、メモがてら書いておこうと思います。

材料
  1. バター 200g(無塩)
  2. 強力粉 140g
  3. 薄力粉 140g
  4. 塩  小匙1
  5. 冷 水 適宜
  6. 打ち粉 適宜(強力粉を使用)
準備

バターは縦長にふたつに切り、冷凍庫で凍らせます。30分ほどで凍るらしいのですが、最低でもそのくらいは放置しろという目安で。強力粉と薄力粉、塩は混ぜてふるいにかけておきましょう。

バターと粉を混ぜる

まず取り出したるは凍らせたバター1つとおろし金。
――はい、おろし金です。
そしてバターをおもむろに削っていきます!
削ったバターを入れるボールは、可能であれば常時冷えた状態にしておきたいところですね。
そして半分ほど削ったところで、かるく粉をまぶします。バターは削った先から溶けてボールの中でくっつき、あとで混ぜるのが面倒になります。それなら最初から粉と混ぜつつ削った方が楽だろうという思い付きです。
一本削り終わったらまた粉と混ぜ、冷凍庫に残っているもう一本も同様に削って混ぜます。粉が余っているようだったら、全部入れて混ぜて下さい。
バターの手に持っている部分は無理に削ったり包丁で細かくしようとしたりするより、他の料理に使った方が楽だと思います。

冷水を混ぜる

バターと粉を混ぜたものがそぼろ状になるまで、冷水を大さじで加えながら混ぜていきます。結局私は大匙10ほど加えましたが、他のレシピでは大匙1と1/2とか結構少なかったりします。そこは様子を見ながら混ぜて下さい。

混ぜたバターを寝かせる

混ぜたバターはひとまとめにしてラップでくるんで、冷蔵庫で30分ほど寝かせて下さい。まる1日とか寝かせても別に問題ないです。

生地を伸ばす

冷蔵庫から生地を取り出す前に台所の事情をば……。
台所の上を片付けるのが面倒だったのでまな板の上で生地を伸ばしたのですが、やっぱりせまい! きちんと台所を片付け、広いスペースを確保しましょう。あと麺棒ですが、うちにはなかったのでラップの芯にラップを巻いて代用しました(ただし業務用)。

それでは生地を冷蔵庫から取り出します。まな板の上という限られたスペースですので一気に伸ばそうとせず、生地の塊を5~6等分しましょう。この時わかるのですが、生地は結構ボロボロです。
生地の塊をまな板の上に載せたら、体温で軽く溶かすつもりで生地をねります。
ポロポロと崩れなくなったらまな板の上に打ち粉をまき、その上で生地をぐっとつぶします。生地の上にも打ち粉をまいて麺棒で生地を伸ばしていきます。生地は1方向に伸ばさず、90度づつ回転させながらまんべんなく伸ばしましょう。そして厚さ3mm程度になったら完成です。
端の見た目の悪い部分やまな板からはみ出た部分はさくっと切り落とし、次の塊と混ぜて伸ばしましょう。

生地の保存

伸ばした生地はラップの上に打ち粉をふるって載せ、さらにラップを重ねて2つ3つ折って冷凍庫で保存します。打ち粉をしっかりすれば生地と生地を直接重ねても大丈夫な気がしますが、私は今のところ試していません。あと保存期間ですが、腐る要素がないのでかなり持つんじゃないんでしょうか。

味見

生地を伸ばす過程で出た切り落としをクッキングシートに並べて10分ほどトースターで焼いたところ、なかなかの美味でした。生地の厚みがありすぎるとサクッと感がなくなりますので、伸ばす時はしっかりと伸ばしましょう。あと、バターは多すぎるよりちょっと少なめの方がさっぱり感が出ていいのではないかと思います。

パイ生地というのは生地の中にバターを折り込み層を作るものなのですが、このレシピでは削ったバターと粉でマーブル状の生地を作ってしまおうというものなんですね。サクッと感は本来のレシピよりも劣ると思いますが、それでもなかなかに美味しいものが仕上がります。加塩バターを使ったものなら酒のツマミにもいけますよ!